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ダニの駆除方法

掃除や害虫駆除のプロであるダスキンが、ご家庭で出来るダニの駆除方法、ダニ対策を教えます。

ダニは非常に小さくほとんど目に見えません。しかし、家の中には、ハウスダストの中に何種かのダニが生息しています。それらは、埃の中の栄養分を食べているので、ふつうに生活している限り気がつかないことが多いですが、時に喘息やアレルギーを引き起こすアレル物質となります。部屋からダニを追い出し快適な生活を!

ホコリ1グラムの中には

平均的な一般家庭のホコリを調べてみると
ダニ ダニ
1000
カビ 黒カビ
13
万個
細菌 細菌
3000
万個

わずか30匹のダニが1ヶ月で成虫となり、2~3ヶ月の寿命の間に50~100個以上の卵を産みます。そして約10週間ほどで、なんと1万匹近くにも繁殖するといわれています。ダニ対策をして効率よくダニを減らしていきましょう。

ホコリの種類と大きさ ハウスダストの中

家の中にはダニがいっぱい

部屋の中のペットや布団・ソファ・ぬいぐるみ・カーペットの中にはダニがいっぱい

家の中では、埃(ハウスダスト)の中に何種かのダニが生息しています。それらは、埃の中の栄養分を食べているので、ふつうに生活している限り気がつかないことが多いですが、時にアレルギーを引き起こす元(アレルゲン)になることがあります。これらが最近は家ダニと呼ばれていています。

ダニが卵を産むのに必要なのは、潜れるところ。カーペット、畳、ふとんなどの寝具は、ダニにとって格好の住みかなのです。
なかでもたたみの上にカーペットを敷くのは最悪の状態です。
カーペットによって畳の通気性が悪くなり、ダニがさらに繁殖しやすくなります。

カーペット

ダニは湿度55%以上になると活動が活発になり、大量に発生します。カーペットの中でもとりわけ、ウールカーペットや混紡のカーペットは、吸水性に優れているので、湿気がこもりやすく、ダニの居心地がよくなります。

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ダニが好むのは湿気と適度な温度。これを兼ね備えているのが畳です。畳は天然素材でできているので含水分量が多く、通気性が悪いものです。そこに部屋の温度が上昇すれば、格好の産卵場所になります。

ぬいぐるみ

子どもが持って遊ぶものは要注意です。カーペットと同様に、吸水性が高いのでダニが大好きな場所です。持って遊ぶということはそれだけダニに刺される危険性も高いわけです。

布製のソファー

布部分の素材がウールや混紡なら、湿度、温度ともにダニの繁殖条件にぴったり。厚地のものほど、奥に入り込んでしまうので、退治するのが難しくなってなってきます。

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ペット

ペットの体にもダニは発生しますが、何よりも気をつけたいことは、食べこぼしや抜け毛、フケ。これらはダニのえさになるので、いつでもキレイにしておきましょう。

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ふとん

大人が一晩寝ると平均200ccの汗をかくといわれています。ダニにとって快適な温度と湿度、そしてエサとなるフケやアカも多いため、ダニが大好きな場所です。おまけに人が長時間触れるものなので、刺されたり、アレルギーを引き起こす原因になることもあります。

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毛布

ふとんほどではありませんが、毛布もダニの好きな場所。特に、厚手の毛布の中には多く潜んでいます。ふとん同様に、人が触れる時間が長いものなので、清潔にしておくことが大切です。

まくら

素材によってダニの発生はまちまち。しかし、最も一般的なそばがらの枕は、ダニのえさが中に詰まっているようなものなので、ダニが集まってきます。

ダニ対策にオススメのサービス

ふとん丸洗い宅配サービス
宅配便で引き取り・お届け
ふとんを水洗いすることで、天日干しやドライクリーニングでは取り除けないダニのフンや死がい、汗、尿などの水溶性の汚れをすっきりキレイに洗い落とします。
カーペットクリーニング
敷いたままでクリーニング。
ダニの温床になりやすいカーペットの汚れやシミ。キレイに除去することでダニの発生を抑制します。
サービスマスター
ハウスクリーニング
エアコンクリーニングやカーペットクリーニングをはじめ、キッチン・厨房クリーニング・トイレクリーニングなどご希望の場所を徹底的にクリーニングします。

ダニを退治する2つのポイント(ダニ対策)

ダニは、繁殖できる条件さえ揃えば、どんどん増えていきます。一度駆除しても、環境を変えなければ再びダニが発生することに。でも、ふだんのちょっとした心がけで、ダニの生息条件を減らし、ダニを退治することができます。

ダニ対策ポイント1

湿度を下げる

湿度が55%以下になると、ほとんどのダニは生きていけません。ちなみに55%というのは、冬の晴れた日の屋外の湿度ぐらい。まずはまめに換気するように心がけましょう。空気が動かないと湿度は上昇します。ですから、湿度を下げるためには、部屋の中に乾燥した風を送り込めばいいのです。

カーペットの素材によって湿度が違う

化繊のカーペット

化繊のカーペットの吸水力は5%程度です。ウールカーペットに比べて、ダニの繁殖も少なくなりますが、湿度がダニの生息条件になれば、ダニは繁殖します。カーペットはもともとダニの好む場所ですから、決してあなどってはいけません。

ウールのカーペット

素材がウールだと、それ自体に吸水能力が16%あるので、部屋の条件に寄っては、湿度がすぐ70%以上になってしまいます。チリダニだけでなく、チクッと刺すツメダニも繁殖します。どうも最近かゆくて・・・という場合は、素材表示をたしかめてください。

カットタイプよりループタイプ

カーペットには、カットタイプとループタイプがあります。

カーペットを選ぶ時は、糸が切りっ放しになっているカットタイプよりも、ループになっているものがおすすめです。
カットタイプは毛がねてしまし、湿気がたまりやすくなりますが、ループタイプのカーペットなら通気性が多少確保されます。

畳とカーペットの組合せは最悪

畳とカーペットの組合せは最悪

畳とカーペット、どちらも吸水性があります。もちろん湿気だけでなく、隠れる場所もたくさんできてしまい、ダニにとってこの上なく、住みやすい環境を作ることになってしまいます。

晴れた日は、季節に関係なくまめに換気

天気の良い日には、窓を開けて換気を!

エアコンや断熱材の普及により、室内の湿度は季節に関係なく60~70%に保たれている結果に。特にカーペットを敷いている部屋では、さらに湿度は高くなります。
カラッと晴れた日なら、冬でも窓を開けるなどして換気しましょう。

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部屋の中には洗濯物を干さない

部屋干しは部屋すると部屋はジメジメ

いくら部屋の換気をまめにしても、室内に洗濯物を干したりすれば、湿度は上昇してしまいます。
天候などによって、どうしても室内に干さなければならない場合は、カーペット敷きの部屋や和室を避けて、浴室やフローリングで湿気を吸収しない床材の部屋に干すように心がけましょう。

加湿器の使い方に気をつけて

暖房+加湿器の使用は冬でもダニを増やします。

昔はダニが自然に減っていた冬でも、暖房器具の普及で室温が一定に保たれるようになりました。
そんな室内で加湿器を使えば、冬でもダニが繁殖するのは当然です、カーペット敷きの部屋や和室では使用を控え、また加湿器の側に観葉植物を置くのは避けましょう。意外に観葉植物によるダニの被害は多いのです。

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ダニ対策ポイント2

餌をなくす

ダニはいろいろなものをえさにしますが、なかでも好物なのが、不飽和脂肪酸を含んだフケやあか、髪の毛などです。不飽和脂肪酸は、がんなどの成人病を予防する栄養素として最近、注目されています。人間にとって元気の出る栄養素をとることでダニも元気になり、卵をたくさん産むようになるのです。もし、カーペットなどの上に落としてしまったら、放っておかないで、すぐ掃除するように心がけてください。

綿ボコリ

綿ボコリは格好のダニの住みかです

綿ボコリの中には、ホコリだけでなく、フケやあか、髪の毛などが混じっています。
ソファーやベッドの隅に、湿気を含んだ綿ボコリが大量に積もっていたら、最悪。それは格好のダニの住みかです。
固く絞ったぞうきんで、ていねいに拭き取るようにして掃除しましょう。

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髪の毛やフケ

ダスキンローラーなど粘着テープでダニのえさを取り除きましょう

髪の毛やフケはダニの大好物です。健康な人の髪の毛のフケはダニにとって栄養満点。カーペットの上にそれらが落ちるとカーペットにからみついて取りにくくなってしまいます。
髪をブラッシングする場所を決め、もし落ちているのを見つけたら、ダスキンローラーなど粘着テープでていねいにとりましょう。

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お菓子の食べこぼし

人間の好物はダニにも好物です

人間の好物はダニにも好物です。食べかすなどは、格好のえさになってしまいます。特に小さい子どもがいる家庭では、お菓子の食べこぼしなどは日常のことです。
お菓子を食べるときは、シートを敷くとか、トレイの上で食べるなどして、下に落とさないようにします。

ペットの毛やえさ

ペットをループカーペット敷きの部屋には入れないようにしましょう。

髪の毛やお菓子のかけらを落とさないように心がけても、犬や猫などの毛だらけでは、どうしようもありません。
できることなら、ペットをループカーペット敷きの部屋には入れないようにしましょう。それができない時は、ダスキンローラーなどの粘着テープで毎日ていねいに掃除するしかありません。

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